教育活動家〜いぬかい良成(公式ブログ)

〜30年後の子ども達の未来をDesignする教育活動家「いぬかい良成」〜

大波乱!レッジョエミリアへの道〜第3弾〜

現在7:40機内放送はあと20分ほどでモスコーに到着との事。

そして今日がめちゃくちゃ綺麗な朝焼けとともに、始まった。

先ずは、出すもの出して今日を迎え入れることにしよう。

狭っ!ロシア人の女性の馬鹿でかい尻がこの便座に収まるのか?

くらいに小さな便座に腰をかけ、ペーパーホルダーを回すと「カラン」壊れてる^^;

日本じゃありえないけど、まぁロシアでは普通なんだろう。

飛行機をボローニャ空港で降りると、小さな田舎町の飛行場で出国カウンターが、イタリア人、EU、その他が2箇所のみ。

待てど暮らせど、とっくに終わった荷物が全部外に出てる。

まるまる1日放置されていたのだろうか?私のスーツケースもあった!(ホッ)

あとは入国審査を終えて、カバンを手に取り、列車に乗るだけだ!

さてさて、いよいよ入国スタンプが押されいざイタリー!

空港内で表に出る前に、自撮り!周りの札持ちの運転士さん達はそう行動を笑っていたが、私も笑顔で返して、先ずはボローニャ駅までのバスを探す事にする。

バスが沢山ありすぎて、全くどのバスに乗って良いのか?解らない。

それにしても、全くストーリーには関係ないが⁈ タバコを吸う人達がやたらと多い。

さて、話を戻そう。バスはどれだ〜⁇

椅子に座ってタバコに火を付けていた、おじさんに聞いてみると、今!目の前を通り過ぎようとしているバスを指差し「これだ!これに乗れ!」とは言えこのバスのバス停は何処にありますか?「んーあっちだ」
と指の先に早歩きでスーツケースを押していると、その先にさっきのバスが停まっていた。

近くの老夫婦に「このバスはボローニャ駅まで行きますか?」「行くよ」

ホッとしていると、前の若者が何やら自販機で切符らしきものを買っている。

きっとバスのチケットだろうと見てみると、やはりそれらしきもの。お金を入れるが、壊れている? 何度トライしても入らなかったので、キャッシュで交渉しよう。

待つこと暫し、バスの運転士が戻ってきた。
みんなキャッシュだ!笑

ボローニャまで」

と伝え10ユーロ渡すとお釣りが4ユーロ戻ってきた。って事は約750円!バス高っ!

駅だから終点だろう?

と暫し揺られながら景色を楽しむこと暫し、終点らしき?駅らしき?場所に着いた。

隣の若者に「ここがボローニャ駅ですか?」「そうだよ」

降りて駅舎内に入るが、全くわからない。

何処でどうやって?切符を買うのか?

インフォメーションらしきカウンターに雑談をしている綺麗目の若い女性が2人居たので、「すみませんが、レッジョエミリアまで行きたいのですが、どうすれば良いですか?」と尋ねると「あーあそこの自販機で買えるよ。特急と鈍行とどっち?」「特急が良いな」「特急はカードだけね。」と言い放ち、また雑談を始めた。

自販機の前に行くと様々な国の言葉が選べるようになっていたが、日本語は無い。
ユニオンジャックがあったので「ポチッ」と。

タッチパネルで行き先や支払い方法など、指定の1か?2か?などを入力し、通るか通らないか?解らないカードを入れると、買えた!

発行された切符は飛行機の切符に似た細長い、デカイ切符で指定した時刻が表示されていたが、飛行機のように何番ゲートとか何番シートとかは書いていない。

改めてそのチケットを持って、先ほどのお姉ちゃんのところに行くと、「これはわからないから、あそこにいるおじさんのインフォメーションに聞いて」と軽くあしらわれる。

言うとうり、おじさんに聞いてみると、調べてくれた。と言うより電光掲示板を眺め「6番だ!」と教えてくれた。パスポートを昨日なくしている私は、不安な思いもあったのか?「6番で何処行きに乗ると、レッジョエミリアまで行けますか?何分くらいかかりますか?」と慎重に聞いてみると、「ミラノ行きに乗れば特急だから1時間かからないで着くよ。6番ね」と笑顔で教えてくれた。

6番ホームに行くと、物乞いの人や「タバコくれ」と言う人がやたらと寄ってくる。

あしらいながら待つこと20分くらい。漸く本当にここの6番線に「ミラノ行き」と書かれた列車がやってきた。

私はここでも「さっき1と2を選んだが、私は2番の安い方。さて、1番と2番はどうやって見分けるんだろうか?」と1人心の中で思っていると、長ーーーい列車の扉の脇に「1」「2」が記されていた。

「シュー!」

という音とともに、列車が停車すると中から、色んなストーリーが降りてきた。

「出張中だったお父さん」「旅行帰りの家族」「待ち焦がれた彼氏」「長旅で疲れ果てたのか?旅人」などなどが降りてきては、迎えに来た人達と温かく抱きしめ合って、再会を喜ぶ者。別れを告げる者....
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